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「マリキータ」クリス・ペレス・ハワード ほるぷ出版

 投稿者:かわすみぼやき  投稿日:2009年 3月19日(木)22時06分5秒
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   著者の母マリキータはグアム島で生まれたチャモロ。白人と中国人の血も1/8ほど混じっている。文化的には完全なチャモロ。太平洋戦争で日本軍が上陸し、夫は捕虜として日本に送られた後、将校の愛人になることを強いられて拒否し続けついには殺される。2万人ぐらいいた当時のグァムの人口は日本軍により、またそれを壊滅すべく米軍の空爆によって半分ほどに減ったという。米軍の上陸が迫るにつれて多くのチャモロがスパイ容疑により日本軍兵士に惨殺された。さらにはチャモロとともに逃げまどった日本の民間人まで日本軍に殺されたという。そんなにもチャモロが日本軍に殺されていたとは思わなかったのでこれにより認識を新たにする。もっともグァムと言えば横井庄一さんが隠れ住んでいて発見されたことしか喧伝されていなかったので知るよしもなかった。グァムにダイビングに行った頃(1997年)はまだそんな事実はノー天気にも知らずにいた。奇しくも「白洲次郎の日本国憲法」を読んだ後なので、当時近衛文麿が白洲らと停戦(敗戦-降参)を考えたものの軍部に踏みつぶされる歴史を知ったばかりだ。その時停戦していればグァムの日本兵も、フィリピンやニューギニアで餓死した兵士も殆ど救われたろうと思われる。ましてや現地人や民間の日本人もむざむざ命を落とすことはなかった。狂気の戦争に導いた一握りの軍人ども。元航空幕僚長などもそんな種類の人間に思える。評価☆☆☆☆

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